四代目店主のブログ

2025年5月11日

【岐阜市マンション対応】和紙表から灰桜色へ!20年経過した畳の張替え事例と選び方のポイント


マンションでの畳替えご依頼の背景


岐阜市湊町のマンションにお住まいのお客様から畳替えのご依頼をいただきました。築20年ほど経過したマンションで、特に畳縁(たたみべり)の破れが気になり始めたことがきっかけでした。
元々は和紙表の銀白色(天然い草の色に近い色合い)が敷かれていましたが、畳表自体にも若干の傷みが見られました。しかし今回は主に畳縁の傷みから畳替えを決断されたようです。


銀白色から灰桜色へ – 色選びのポイント

お客様は「せっかく新しくするなら別の色も見てみたい」とのご要望があり、当店ではダイケン工業製のカタログご提案しました。
様々な色の中から「どれが良いと思いますか?」とご質問いただいたので、「灰桜色が結構人気があります!」とお勧めしたところ、即決でお選びいただきました。
灰桜色は和モダンな印象を与えつつも、洋室との調和も取りやすい人気色です。淡いピンクがかった灰色で、落ち着いた雰囲気と優しい印象を同時に演出できます。
また、灰桜色に合わせる畳縁も重要なポイントです。今回は同系色の「妙高No.16」をセレクト。写真では濃い茶色に見える場合がありますが、実際は灰桜色よりも少し濃い色味で、全体の調和を引き立てる効果があります。


マンション特有の畳替え注意点


マンションでの畳替えには、一戸建てとは異なる注意点があります。
今回のケースでは、お客様のお仕事の都合上、1週間後の納品となりました。そのため、畳を引き上げずに敷いたままの状態で採寸を行いました。1週間も畳なしでの生活は困難ですからね。納品日当日に古い畳と新しい畳を入れ替える手順で作業を進めました。
また、マンションの畳は厚みが特殊なケースが多いのも特徴です。通常の畳厚は55mmですが、今回のマンションでは30mmと薄めの仕様。このような薄畳はマンションでよく見られますが、収まり具合が難しい場合があります。当店では長年の経験を活かし、美しく収まるよう調整しました。


畳の日常メンテナンス方法

畳の寿命を延ばすためには、日常のお手入れ方法も重要です。
かつては畳のお掃除にはほうきが一般的でしたが、現在では掃除機やお掃除ロボットを使用されるご家庭が多くなっています。しかし、これらの機器は畳縁に吸込み口が当たりやすく、傷みの原因になることがあります。
掃除機を使用する際は、畳縁に直接当てないよう心がけていただくことで、畳の寿命を延ばすことができます。特に回転ブラシ付きの掃除機は、畳表を傷める可能性があるため、ブラシをオフにするか、弱モードでの使用をお勧めします。
畳の痛みやすい場所とその対策
お部屋には、和室に限らず人の動線があり、この動線上は特に畳が痛みやすい傾向があります。
今回のお客様宅でも、お部屋の入り口から出口を結ぶ動線上の畳が特に傷んでいました。また、掃除機の使用頻度が高いことも、畳縁の傷みを早める要因になっていたようです。
このような痛みやすい場所には、以下の対策が効果的です:
1. 畳の上を歩く際は、できるだけ踵で強く踏まないようにする
2. 家具の脚にはフェルトなどのカバーを付ける
3. 頻繁に通る場所には小さなカーペットを敷く
4. 定期的に畳を回転させ、使用頻度を均等にする



お客様の声と施工後の様子


完成した畳をご覧になったお客様からは「うわー、綺麗になった!頼んでよかった!」という喜びのお言葉をいただきました。
灰桜色の畳表と妙高No.16の畳縁のコンビネーションが、お部屋の雰囲気を一新。和モダンな印象となり、お客様にご満足いただける仕上がりとなりました。
岐阜市内のマンションでの畳替えでお悩みの方は、ぜひ当店にご相談ください。マンション特有の薄畳対応や、和紙表・い草表など様々な素材、豊富なカラーバリエーションをご用意しております。お客様のライフスタイルに合わせた最適な畳をご提案いたします。

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