四代目店主のブログ

2026年6月11日

【薄畳に肉厚の畳表】岐阜市西中島の客様、畳襖障子を貼り替えさせて頂きました。


今回ご紹介しますのは、岐阜市西中島のお客様。今回が初めてのご縁となるお客様で、6畳のお部屋の畳・襖・障子をまとめて新しくさせて頂きました😊

築20年ほどのお宅で、畳も襖も障子も新築時のまま使ってこられたとのこと。一度にすっきり一新したい、とのご相談を頂きました。


■ 新築から20年、まとめて一新のご相談💭

お伺いして拝見しますと、畳・襖・障子のいずれも、20年分のお時間を重ねた様子がうかがえました。

畳は新築時の薄手の畳表が敷かれたままで、表面にはささくれが出ておりました。襖には所々にシミが浮き、障子も茶色く変色しておりました。どれも長くお使い頂いた証ではございますが、まとめて新しくすれば、お部屋の印象がぐっと明るくなりそうだと感じました。


■ 選びました材料🌿

今回お使いしました材料はこちらでございます。

・畳表:国産い草の上級グレード
・襖紙:はるか859番
・障子紙:強力紙(破れにくい丈夫な障子紙)

畳表は国産い草の中でも上級のグレードを選びました。い草が長くしっかりと織り込まれた、肉厚で上質な畳表でございます。襖紙のはるか859番は落ち着いた風合いの上級紙、障子紙の強力紙は普通の障子紙よりも破れにくく、長く綺麗にお使い頂ける一枚です。


■ 薄い畳に肉厚の畳表、手間をかけて張り込みました

今回いちばん手間をかけましたのが、畳の表替えでございます。

畳は通常5〜6センチほどの厚みがございますが、今回のお宅の畳は厚みが2センチほどと、たいへん薄いものでした。実際にメジャーを当てて測ってみますと、やはり2センチほど。新築時に敷かれた、薄い畳に合わせた仕様でございます。

なぜこれほど薄いのかと申しますと、畳の芯にあたる畳床(たたみどこ)に、青い断熱材が入っているためでございます。藁を何層も重ねた昔ながらの畳床に比べ、ぐっと薄く軽く仕上がるのが特徴です。

この薄い畳床に、今回の肉厚で上質な畳表を張り込むのは、実は容易ではございません。厚みのある畳表をぴんと張り、薄い床を傷めぬよう寸法を合わせていくには、相当な手間と気の配り方が必要でございました。それでも、せっかくの上級の畳表ですので、納得のいく仕上がりを目指してじっくりと張り込ませて頂きました。


■ 畳のヘリと畳表・襖の色がぴったり🌟

仕上がりは、お部屋全体がぱっと明るくなり、見違えるように綺麗になりました。

今回特に美しく仕上がりましたのが、畳のヘリと畳表の色合いでございます。畳のヘリには緑の菱模様(ひしもよう)を選びました。このヘリの緑が、国産い草の畳表の緑とよく馴染み、ヘリと畳表がぴたりと調和しております。色がよく揃いますと、畳一枚一枚に落ち着いた統一感が生まれ、畳の表情がいっそう引き立ちます。

さらにこのヘリの緑は、襖の色ともよく合っております。今回の襖紙はるか859番は、白から淡い緑へと移ろうグラデーションに草の意匠をあしらった一枚で、その淡い緑が、畳のヘリの緑とぴたりとマッチしております。

お客様からは「すごく綺麗になった」と大変喜んで頂けました。中でも、畳のヘリの色と襖の色がぴったりとマッチしているところを気に入って頂け、私共としても嬉しい限りでございました。


■ 障子も真っ白に、丈夫な強力紙で✨

障子は、破れにくい丈夫な強力紙で貼り替えました。茶色く変色していた障子が真っ白になり、お部屋へ差し込む光もやわらかく、明るくなりました。

✔ 畳のヘリと畳表の色を合わせると、畳の表情がぐっと美しくなります
✔ ヘリは襖の色とも調和し、和室全体がすっきりまとまります
✔ 厚みが2センチほどの薄い畳でも、上級の畳表で表替えができます

畳・襖・障子をまとめて新しくしますと、一枚ずつ替えるよりもお部屋全体に統一感が生まれ、見違えるほど綺麗になります。

この度はご用命誠にありがとうございました。


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