2021年10月16日
床の間作成
こんにちは。4代目南谷幸司です。
現在取り掛かっているお仕事は、同級生の実家の畳店です。
こちらのお宅には何と床の間が2つもあります。
座敷と玄関です。
玄関には畳が3枚敷いてあり、素敵な空間となっております。
この床の間、通常の畳とは違い製作にはかなり時間がかかります。
なんと言ってもこれだけは手縫い作業となり、これを作るだけで半日はかかります。

まずは「平刺し」と呼ばれる作業。
使用するヘリは紋縁とよばれる丸い紋のついた畳ヘリ。
これが綺麗に出る様に縫い付けなければなりません。
物差しを使って然るべき場所に針が上がっているかを確認しながら縫い付けます。
その後、縫い付けた縁を裏返して、「返し」と呼ばれる作業を行い、ゴザ自体は完成となります。


はい、綺麗に仕上がったのではないでしょうか。
お客様、この度はありがとうございました!