2025年5月25日
畳にカビが生えたら?梅雨の湿気と上手に付き合うための対処法と予防法
目次

こんにちは、南谷畳店です。
梅雨入りの声が聞こえてくるこの時期、お部屋のジメジメが気になり始めますね。
これからの季節、「畳にカビが出てしまったんですが…」というご相談をいただくことがあります。
特に、畳を新しくされて1〜2年目のご家庭では、まだ畳が湿気をよく吸うため注意が必要です。
なぜカビが生える?3つの条件

畳にカビが生える主な条件は、次の3つが揃ったときです。
①温度:20〜30度
②湿度:70%以上
③栄養:畳の原料であるい草などの天然素材
特に梅雨はこの条件がピッタリ揃いやすい季節。
だからこそ、対策がとても大切になります。
締め切った部屋は「窓のない部屋」と同様と考えて
意外と見落としがちなのが、「日中ずっと締め切っている部屋」です。
これ、実は窓のない部屋と同じくらい湿気がこもる環境なんです。
湿気がたまっても逃げ道がなければ、部屋の空気が重たくなり、やがてカビの原因に。
カビ臭さが出てきたら、それは空気の入れ替えが足りていないサインかもしれません。
畳にカビが生えた時の対処法(道具と手順)

〈必要な道具〉
○消毒用エタノール(薬局で買えます)
○清潔な布(お家にあるタオルでオッケー)
○ゴム手袋(肌の弱い方用)
○マスク(カビを吸い込まないため)
○小型扇風機やサーキュレーター(乾燥用)
〈作業手順〉
○窓を開けて換気しながら作業します(マスクも着用)
○布に消毒用エタノールをたっぷり染み込ませます
○畳の目に沿って優しく拭き取る
○拭いた部分をしっかり乾かす(扇風機や送風でOK)
※こすりすぎは畳表を傷めるため注意しましょう。
畳のカビを予防するための習慣

普段から以下のような工夫をしておくと、カビを未然に防げます。
○こまめに窓を開けて空気を入れ替える
○晴れた日は部屋をしっかり換気
○掃除機などで、畳の上のホコリやゴミをとる
○除湿機やエアコンの除湿機能を活用
○畳の上にラグを長期間敷きっぱなしにしない
畳は本来、呼吸する素材。
湿気を吸ってくれる反面、ため込みすぎるとカビの原因になることもあります。
日々のちょっとした気遣いで、気持ちのいい畳の状態が保てますよ。
まとめ|畳と上手につきあえば、梅雨も安心
カビが生えると驚かれるかもしれませんが、原因を知り、早い目に適切に対処してください。
経験上、梅雨に入り気温が高く雨が降り続いた時にカビが生えやすくなります。
ご夫婦共働きでお家を締め切りにしなくてはならない方は、日中にエアコンのタイマーなどを使い、畳のお部屋の温度湿度を下げて頂くと良いです。
除湿機も良いですが、梅雨時はあっと言う間にタンクに水が溜まりますので、下に水が溢れても大丈夫な様に何か受け皿を使用する事をお勧め致します。
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