2025年6月8日
畳の表面がボロボロと、、、そろそろ“畳替え”の時期かもしれません
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岐阜市長良福光のマンションにお住まいのお客様から、「最近和室に入ると体が痒くなる気がして…」というご相談をいただきました。
こちらのお部屋は入居から約15年が経っており、これまで天然い草の畳の上にラグを敷いて使われていたそうです。暖かくなり、ラグを外して和室を使おうとしたところ、肌に違和感を感じるようになったとのことでした。
「畳のせいかな?」「ダニとか虫かもしれない…」
そんな思いから、畳の張替えを検討されるきっかけとなりました。
🛏 長年使った畳に潜む“見えないリスク”
年数が経った畳は、見た目はきれいでも中の床材やい草にホコリや湿気がたまりやすく、ダニやカビの温床になりがちです。
特にマンションは気密性が高く、湿気がこもりやすいため、ダニ発生のリスクが高くなります。
また、畳の上にラグを長時間敷きっぱなしにすると、畳表とラグの間に湿気が残りやすく、ダニの繁殖に拍車がかかります。それが皮膚のかゆみやアレルギー症状として現れることもあります。
✅「和紙表」の畳がダニにも安心な理由

「痒みの原因がダニだったらどうしよう…」
そんなときにおすすめなのが、「和紙表」の畳です。今回ご提案し、ご採用いただいたのはこちらの組み合わせです:
- 畳表:[ダイケン清流カクテルフィット No.23(白茶色×薄桜色)]

- 畳縁:[大宮縁 鯔背(いなせ)No.50]

和紙畳は撥水加工された和紙を使用しており、天然い草に比べてダニの繁殖数が約1/100以下という試験データもあります。しかも、カビの発生も非常に少なく、アレルギー対策に効果的です。
🌸 お子さまにも安心、可愛らしい空間が完成


今回は、お子さまのお部屋として使われるということで、デザイン選びはお子さまご本人にお任せしました。
淡い白茶と薄桜色を組み合わせた優しい色合いに、粋な和柄の縁「鯔背No.50」を組み合わせたことで、可愛らしくも落ち着きのある空間に仕上がりました。
🧼 畳のお手入れ&長持ちのコツ
和紙畳は色あせしにくく、撥水性もあるためお手入れも簡単。以下のポイントを意識するだけで、より快適に使い続けられます:
- こまめな換気:特に梅雨や冬の結露対策に、こまめに窓を開けて湿気を逃がしましょう。
- 掃除機は畳の目に沿ってゆっくり:畳表を傷めず、ホコリをしっかり取り除けます。
- 家具の下にフェルトや板を敷く:重さによる凹みを防ぎ、畳の割れを防止します。
- 飲み物をこぼしたら、すぐに拭く:撥水性があるとはいえ、2〜3分以内に拭き取りましょう。