四代目店主のブログ

2025年10月11日

畳表ができるまで🌿熊本のい草農家さんと南谷畳店が伝える“畳の本当の姿”


🌾 畳表ができるまで|熊本のい草農家さんが2年かけて育てる畳の原料 ✨

熊本県までい草の収穫のお手伝いに行ってきました。


🍀 畳表ってどうやってできるの?

熊本県八代市のい草農家さんの畳表を織る織機

🧩 お客様からよく「畳表って、畳屋さんが編んでいるんですか?」と聞かれます。

実は、畳表は畳屋が織るのではなく、熊本県のい草農家さんが育てて織機で織り上げて作るものなんです。畳屋はその畳表を使って、お部屋に合わせて加工・仕上げを行う「加工業」🌿

つまり、育てる人・織る人・仕立てる人——みんなの力が合わさって、私たちの和室に一枚の畳が届くのです✨


🌱 い草づくりは「苗」からスタート

こちらがい草の苗です。

📅 い草作りは、実は2年がかりの仕事。1年目は苗を育て、2年目に田植えをします。

❄️ 寒い12月頃に田植えを行い、🌸 春には青々とした芽が伸び、☀️ 夏にかけてすくすく成長。まるで自然の芸術品🌾のようです!


🌿 家族で支えるい草農家さんの努力

👨‍👩‍👧‍👦 い草農家さんの多くは家族経営。私がお世話になった農家さんも、50代のご夫婦と80代のご両親のご家族でした。

❄️ 冬の田植え、☀️ 7月の灼熱の刈り取り——どちらも想像以上に過酷💦

👩‍🌾 特に刈り取りはカッパを着ての作業。体験した私だからこそ言えますが、蒸し暑さと息苦しさは本当に大変でした。

🌸 それでも笑顔で動く奥様方の姿に感動。まさに情熱と覚悟の仕事です!

奥様も一生懸命働いていらっしゃいました。


🌅 早朝や夕方に行われる刈り取り作業

朝3時過ぎのまだ暗い時から収穫スタート

⏰ い草の刈り取りは、早朝や夕方など、気温・湿度が安定する時間帯に行われます。

🧊 日中は気温が上がり人にもい草にも負担。だから比較的涼しい時間を選んで進めるのが一般的です。

🔁 この時間帯はい草の状態も落ち着き、刈り取り染土乾燥と、次工程へスムーズに移れるメリットも。

💭 私が実際にお世話になったときは、なんと3時に起きて作業がスタート!夜明けとともに広がる田んぼは金色のじゅうたんのようでした✨

辺り一面が青いい草の絨毯のようでした。

🔥 一束ごとに込められた努力と情熱を肌で感じ、畳表一枚の重みを実感しました。


🎨 染土(せんど)と乾燥の工程

い草の泥染めのお手伝い後の私。

🧪 刈り取ったい草は、ただの泥ではなく「染土(せんど)」と呼ばれる専用の泥に浸します。

🧂 染土は最初サラサラの粉状で届き、水で溶いて泥に。それに浸して乾燥させることで、畳表特有の青白い色が生まれます。

🌿 田んぼでのい草は真緑。白っぽい染土によって上品な青白い色へ——「い草が畳表になる瞬間」です!

泥染め後にはこのような青白い色になります。


🧐 驚いた!い草の「選別」の現実

⚖️ 現地で驚いたのは、育ったい草のすべてが畳表になるわけではないこと。

📏 長さが足りないもの、🟧 田んぼの外側で育ち変色しやすいい草は畳表に使えません。

🍀 でも、それらも同じ愛情と手間で育てられたい草。「畳表をもっと大切に」と心から感じました。


🧺 い草を寝かせて品質を整える

📦 乾燥後のい草は束ねて黒やグレーのビニール袋に包み、二階で寝かせます。

⏳ 時間をかけて寝かせることで水分が均一に。色やツヤが落ち着き、いわばい草の熟成期間です。


🚚 熊本から南谷畳店へ

📦 こうして完成した畳表は熊本から岐阜へ。南谷畳店でお部屋に合わせて一枚ずつ丁寧に仕立てます。

🛠️ 畳屋の仕事は「織る」ではなく「仕立てる」。職人の手で心地よい和の空間をお届けします!


🌸 まとめ|畳表づくりは“い草農家さんの技と情熱”

📚 畳表ができるまでには、約2年の歳月と、家族の絆・職人の技が詰まっています。

🏠 南谷畳店は、その想いを大切に、
安心・長持ち・心地よい畳をお届けします。畳替えのご相談もお気軽にどうぞ😊

📞 058-232-7475(南谷畳店)

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