2023年5月26日
“ふわふわ”へりなし畳
こんにちは。
4代目南谷幸司です。
現在製作中の畳はへりなし半畳なんですが、お客様のご要望により、ふわふわの柔らかい物を作ってます。
最近の畳と言いますと、畳の芯材はインシュレーションボードといって、イメージ的にはコルクの様なものを使用しています。
これ、実は昔ながらの藁床に比べて少し硬いんです。
皆様の中にも、この畳硬いなあって思った事ありませんか?
それ、恐らくインシュレーションボード(略してボードと読んでます。)だと思います。
畳とフローリングの違いというと、やはり柔らかさだと思うんです。
せっかく畳なのに硬いのは申し訳ないので、当店ではこのボードと畳表の間に2mmのクッション材を入れて、少しでも柔らかさを出そうとしています。
足当たりの良さというか。
ただ今回は、お客様からのご要望で、更に柔らかい物で!との事。
実はこちらのお客様、10年程前にご注文頂いた新婚のお客様で、今回は引っ越した先で別の部屋に畳を敷きたいとの事。
しかも以前フローリングの上に敷くために作った30mmの畳も別部屋で使用していると。
いやー、これを聞いた時は本当に嬉しかったですね。ありがとうございます!
さて、なぜそんなに柔らかい物が良いのかと伺いますと、子供さんが柔道を習ってて、家でも柔道ができる様にとの事でした。
使用した芯材は、ケナフと呼ばれる少し柔らかい素材のものと、2mmのクッション材を2枚。
こんな感じです。
1番上がクッション材、その下の薄茶色の物がケナフ、1番下の茶色い層がボード。
ふわふわです。もう、布団無しでこのまま寝れるレベルだと思います!
完成品がこちら
まだ全て出来上がったわけではありませんが、とりあえずの1枚。
早く実際にお部屋に敷いて歩いてみたいものです。