2018年11月18日
畳同士の角が合ってない?
こんにちは!4代目南谷 幸司です。
先日、建売住宅を購入されたお客様から「フローリングの上に畳を敷いて欲しい」との依頼がございました。
この手のお話たまにあります。
最近の住宅はフローリングの部屋が多く、畳のお部屋は、あっても一部屋くらい。
このお客様も同じで、一階にヘリなし半畳が9枚、つまり4.5畳間だけ。
寝室は二階だけど、やっぱり畳の上で布団を敷いて寝たい!
という事で、お作りしました。
熊本産畳表、建材床、厚み30mm、4.5枚。
何年か前、私の友人もフローリングの上に直に布団を敷いて寝ていたそうです。
冬場は底冷えして寝れないそうです。
という事で、友人も畳を敷いてくれました。
そう、これから冬本番。
底冷えしない為に畳を敷いて頂くことをオススメします。
納品が終わり、お客様が「ちょっと、一階の畳をみてほしい」との事。
それがこちら。
ちなみに当店の施工がこちら。
畳の角の部分をみてください。
この違いは明らかです。
「これ、初めから隙間があって、業者に言っても直してくれなくて…しかもこの畳は剥がれないから直せないって言われて…」
とりあえず畳をめくろうとしましたが、お客様が言われる通りめくれめせんでした。
こういった畳はもはや張替えをする前提では作られていないのでしょう。
畳といえば、当然めくれて張替えがきく物とほとんどの方が思っていらっしゃるとは思いますが、こういった施工もあるんですね。
といいますか、めくれるめくれないの前に、この隙間だらけの施工は考えものです。
そういえば思い出しました。
半年前くらいにうちのお店を訪ねて来られたお客様。
「ちょっと聞きたいんだけど、最近新築したんだけど、南谷さんの所で作ってもらった畳じゃないんだけど、畳の角が揃ってなくて…業者に言ったけどもう直らないと言われて…そんなものなの?」って言われたのを思い出しました。
今回とほとんど同じ内容です。
同じ材料なら安い方がいいのかもしれません。
しかしわれわれ職人仕事にはプラス技術が問われます。
同じ物を使っていたとしても、出来栄えの差があれば、値段の差があって当然です。
キッチリとした施工をお求めの方、業者選びにはご注意を。
(有)南谷畳店
岐阜市正木1978-81
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