四代目店主のブログ

2024年5月13日

岐阜市鷺山の70代お客様の畳交換と襖貼り替え: お客様、ご満足頂けましたでしょうか?


“畳6畳3部屋交換から襖貼り替えまで: 岐阜市鷺山のお客様のご依頼”

お客様からのご依頼は、去年の当店のチラシを見たよ!の一言から始まりました。

年明け早々に畳を6畳3部屋交換させて頂いたお客様は、畳を替える際に襖も綺麗にしたいとおっしゃいました。

施工は暖かくなってからお願いしますとおっしゃられ、一階の仏間2本、押入れ2本、入り口の源氏襖2本、そして2階の入り口の戸襖2本を交換しました。

“襖紙の選び方: 紙の丈夫さと和風テイストを融合させる”


襖紙の選択は慎重に行われました。一階のお部屋では、紙の表面に糸の入った丈夫な襖紙である「はるか」第6集のno.852の[桃源]を使用しました。これは、同じお部屋内にある戸襖の柄との調和を考慮し、派手すぎず昔ながらの和風テイストの山水柄が選ばれました。

2階の部屋では、同じく「はるか」第6集のno.867の[花綴]を選択し、四季の花を集めた可愛らしいリースの様な絵柄が特徴で、飽きのこない色調と相まって部屋に華やかさを添えました。

“施工の工夫: 傾いた柱との戸襖の問題を解決する方法”


今回の施工では、お客様が気にされていた傾いた柱との戸襖の問題にも対処しました。一部柱が下がっていたため、開きの戸襖を和室側に開こうとすると半分位開いたところで畳に擦っていました。

そのため、畳は新調し、襖も少し傾きを変えることで問題を解消しました。さらに、下側の蝶番と柱の間に厚み3mm程の厚紙を差し込むことで、戸襖の傾きを変えて対処しました。

今回の仕事では、お客様のご満足の笑顔が何よりの報酬でした。

この度はご用命誠にありがとうございました。m(_ _)m